海があって緑があって、ハンモックにゆらゆら揺られたり、灯台にのぼったり、海水のお風呂に入ったりした。
帰り道、乗り換えのために新宿駅で降りる。どっと増えた人の数に都会だなあ、と思った。唐突に実家が恋しくなってたまらなかった。
つい先日まで、会社の研修で山奥にいた。帰り道、バスから外を眺めていると、目に入るのは一面に広がる田んぼと、古い一軒家がぽつりぽつりとあるのと、さびれたラブホテルと、廃墟になったボーリング場だった。高層ビル、高層マンションはなく、どこまでも遠くを見渡せた。
ここに私が生まれていたら、何を楽しみに思って生きていただろう。
「私が生まれたところは、田んぼと、さびれたラブホテルしかないような街だった。」
から始まる小説を読んでみたいと思った。
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