2016年8月26日金曜日

夏の初めの山口旅行

7月の3連休に、山口県へ行った。好きなものばかりの、旅行だった。



空を見上げて、ゆらゆらと海面に浮くのが、とても好きだ。


中原中也記念館。滋賀にいたとき、「ぽっかり月がでましたら、」から始まる詩を、琵琶湖のそばを歩きながらよく思い出した。


秋芳洞。水がエメラルド色で、なにがどうなってこんな綺麗な色になるんだろう。


水でひたひたの百枚皿。涼しくて、水のさらさらとした音が気持ちよかった。


秋吉台。雲の影がみどりに映っていた。


大自然を前にすると、跳ねたくなる。


1日1本しか走らないSLやまぐち号に、奇跡的にタイミングが合って乗れた。耳をつんざくような汽笛の音と、黒い煙に気分が高まる。


その後、新岩国駅に行った。きゅっと心が寂しくなるような、無人駅だった。


電車からは、この景色。


最終日は錦帯橋へ。


水がすけすけ。


構造体の美しさにほれぼれする。


川の水は冷たくて、足をつけるとすぐにじんじんした。


緑を抜けて、岩国城へ。


ぴょーんと飛んでいきたくなるいい眺め。


岩国錦帯橋空港から帰路についた。

さて、次の旅行に向けて、またはたらこ。

2016年8月11日木曜日

綺麗なもの


虹色風鈴が届いた。
締め切ったエアコンの部屋ではなかなか音は鳴らないけれど、見てるだけでも涼やかだ。


そんな大した仕事はできないのだけど、毎日会社に行く生活を続けていると感受性がカスカスになっていくような気がする。

お腹は壊し、肌は荒れ、休日には発熱し、心の疲れはそのまま体の不調へと直結する。私こんなに弱かっただろうか、と思うほど次々体のどこかが悪くなる。

お花を買ったり、美しい風鈴を部屋に飾りたくなるのは、損なわれていくものを取り戻したいからなのかもしれない。

あれほど好きだった文章を書くのも、なんだか考える体力が無くなってしまった。生活に疲れた、つまらない人間になってしまったのだろうか。