家族へのお土産にバームクーヘンを買って、適当なちくわと、じゃがりこと、ペットボトルのジュースを買って、乗り込む瞬間が好きだ。ああ、家に帰れるという安心感でひたひたと満たされるような気がする。
新幹線に乗り込んで、ふと外に目をやると、ホームで30代ぐらいの男性がひらひらと大きな動作の手話で誰かと話している。話相手は、新幹線の中にいた。30代ぐらいの、女性だった。夫婦だろうか。出発直前、新幹線の密閉された窓などものともせず、手だけでおしゃべりできる二人を、少し羨ましいと思った。
発車ベルが鳴る。見送られる人も、見送られない私も、みんなどこかへ向かって超高速で移動する。さよなら!
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