2018年8月3日金曜日

うだるような暑さの日

最低2年、実務経験の2年、と思っていた2年がいつのまにか過ぎていた。

私は働くことが上手ではないと思う。
仕事に対して、楽しくてしょうがない、という気持ちになったことは、感じたことはあるが、とても少ない。

実際は、この程度しかできないのかと思われたくない、あの人には負けたくない、というモチベーションで仕事をしているのが大部分だ。

だけど、悔しさを原動力に働くのは、たまに、自分をとても消耗していると思う。

尊敬している女性の先輩がいる。
仕事の進め方の鮮やかさはもちろん、仕事の細部までのこだわり、人柄、下への指導方法も。

そしてものすごく忙しいのに、いつもおしゃれで、私はその先輩の服装を真似して、こつこつ会社用の服を集めた。

でもその先輩の猛烈な働き方を目の当たりにしていると、私はそうはなれない、と諦めと悲しさを感じる。
そんな風に頑張れない、と思う。

最低2年、の2年が終わった。
私は、これからどうなりたいのか。

2018年7月26日木曜日

一級建築士学科試験にまつわる感想

勉強を完全にやめてしまったのは受験の3週間前のことだった。

昨年の秋から毎週日曜日と連休はずっと資格学校に通う日々だったが、3回目の模試が終わった時点で、「これは箸にも棒にもかからんな」としばらく放心状態になった。
試験1か月前のことだった。

モチベーションは坂を転がり落ちるように低下していき、7月に入ったのをきっかけに学校へ通うのをやめた。
何もしない休日は、テレビを見たり本を読んだりしてだらだら過ごした。脳みそがぬるま湯に浸かっているような気分だった。
無駄にした休日ほど、1日が一瞬のように終わった。

一級建築士の勉強は、時々、知らない外国語の勉強のようだと思った。
勉強の内容と、私が所属する会社での実務がほとんどつながらない。

だから、勉強したことがそのまま仕事に役に立つ実施設計とか施工管理をしている人たちがうらやましいなと思うこともあった。

だけど、ラッキーなこともあった。
試験1ヶ月前から、少し設計に関われることになったのだ。
今まさにヒーヒー言いながら図面をかいている。こうやって建物ってできるのか、と改めて実感している。
そして資格のテキストを読み返すとけっこう勉強になる。

改めて、一級建築士学科試験は私にとって、めちゃくちゃ難しかった。
ある程度覚悟を決めて、集中して勉強しないといけないのだのわかった。

思えばこの一年、上京して2年住んだマンションを引っ越し、結婚して夫との二人暮らしを始め、祖母が亡くなり、ストレスから心療内科に通いだし、色んなことがあった。

今年は勉強を人生の優先順位の一番にして、合格したあかつきには、理想の夢のマイホームを設計しようではないか。

来年もう一度一級建築士を受ける私へ(当日編)

・上着必須
教室は冷房が効きすぎて寒い。パーカーかカーディガンがいる。外と中の温度差でくしゃみと鼻水が止まらなくなるので、ポケットティッシュも3セットほど持っていった方がいい。

・昼御飯
試験会場最寄りのコンビニは同じ受験生で長蛇の列、かつおにぎりの棚はすっからかんだった。昼ごはんは自宅近くのコンビニで買った方がよい。

・トイレは毎休憩ごとに行く
水分をいっぱいとることもあり、試験中けっこうトイレに行きたくなる。途中退出もできるがあまりしたくない。

・受験倍率について
受験当日、教室には100人の受験生がいる予定だった。学科試験の倍率は15%ぐらいなので、100人中15人が受かる。

当日の欠席者はちょうど20人だった。そして私のように、成績が明らかに厳しいけど、体験だと思って受けている人も10人ぐらいいると思う。また完全に諦めた途中退出者も10人ほどいた。
おそらく、合格の可能性があって真剣に受験しているのは60人ぐらいだったと思う。
60人中15人が受かると考えると4人に一人、そう思うと少し手が届きそうな気がしてくる。

今年一年は模試で上位3割に入り続けることを目標にする。

2018年7月6日金曜日

つらいことがあったときは

仕事中、過剰に緊張してうまくいかなかったなー、恥ずかしかったなーと思っていると、帰り道に「うー」とか「あー」とか声が出てしまう。
いつまでたっても手が震えて、格好悪いことこの上ない。

この日はとりわけ上手く行かなかったので、美味しいものを食べるか洋服を買うかで天秤にかけた結果、トゥモローランドで紺色のパンツスーツと、色んな植物が水彩画のように描かれた薄ピンク色のブラウスを買った。

美しい装飾品は、みじめさから救ってくれると思う。
予期せぬ散財だが、これを着て、また仕事頑張ろう…

2018年7月2日月曜日

自分を律せない

どう考えても後方集団を走っているのに、今さら先頭集団には追い付けないのに、走り続ける意味はあるのだろうか。

負けることが分かっているレースを続けることはしんどくて、毎日自分を少しずつ嫌いになり続ける。

思い出したように泣いては、未だに私は自分に対する期待値が高いのだとうんざりする。

こういうとき、周りのせいにしたくなる。
実家暮らしじゃないから。仕事から帰ってきて、家事を全て一人でやらなきゃいけないから。

そして恵まれている(ように見える)人を恨んでみたくなる。

そのあといつも、そういう風にしか考えられない自分を嫌いになる。その繰り返し。

2018年6月29日金曜日

勉強しんどい

・勉強していて、ああこれはこういうことだったんだーとか理解が深まる瞬間がある度に、どうしてもっと早く真面目に勉強を始めなかったんだろうと、ただただ後悔する。

・ドトールの冷房が効きすぎており、鼻水が止まらない。寒さで追い出す作戦か。

・さて今日はなに味のカップラーメンにしようかなー

2018年6月28日木曜日

話の熱量

指原莉乃と松岡茉優がモーニング娘について語りまくる15分程度のYouTubeの動画を、毎日寝る前に見ている。文字通り語りまくっている。二人とも早口で情報量がすごい。好きなものについてものすごい熱量で話す人を、見ているのは楽しい。

そういえば私が高校生の時、部活の友達と後輩に、吉本新喜劇を見に行ったことを熱く語ったことがあった。

具体的には、若手芸人によるパンツリレーというのが泣くほど面白くて、それは、若手芸人が2チームに分かれ、郷ひろみの二億四千万の瞳に合わせて、巨大なスボンを履いて、脱いで、リレーするその速さを競うのだけど、私はそれがどれほど異常に面白かったのか、必死でみんなに伝えようとしていた。
身振り手振り見たままを再現しようと必死にしゃべった。

だけどみんなふーん、という感じで、伝わっていない。話せば話すほど空回り、という感じだった。

高校を卒業するとき、部活の後輩である一人からの寄せ書きに、「パンツリレーについて熱く語る先輩の姿が思い出に残ってます」とだけ、書かれていた。
ずっと一緒にフェンシングしといて、それが思い出かよ、と思った。

指原莉乃と松岡茉優の動画を見て、後輩はこんな気分だったんだと、ちょっと理解した。

2018年6月27日水曜日

行き詰まっている

40代半ばぐらいで、もう十分地位もあるような方が、自分の専門性を活かして新しい道へ進まれるのを目の当たりにすると、たかだか20代で、毎日会社に通って、日々こなすように仕事をする自分を考え直したくなる。

この間やけにリアルな夢を見た。
私は夜間の専門学校の入学式に出席していた。
会社に行きながら、建築専門学校に入学することにしたらしい。

入学式に出席しながら、私は内心ふてくされていた。
会社に通いながらしか勉強できなかったから、この程度の学校にしか入学できなかったのだ、と思った。
会社を辞めて受験勉強に集中していたら、大学院に入れたのに、研究ができたのに、修論が書けたのに、と夢の中でずっと後悔していた。
目覚めてから、今の自分はとても行き詰まっているんだな、と思った。

仕事も勉強も中途半端。なのに毎日疲れていて、食事を作る元気もない。
カップラーメンをすすりながら、思い通りにいかない毎日に、どうしたものかとただただ焦っている。

どうか、はつらつとやる気に溢れた自分になれますように、と私は誰に祈れば良いのか。

2018年6月26日火曜日

結婚したこと

桜が散り始めた頃、結婚した。

姓が変わったこと以外は特に変わらず生活している。
夫はあちこちに移動する仕事のため、結婚したからといって一緒にいる時間が増えるわけではない。
だけどやっぱり結婚して良かった。夫には、私と結婚することを決めてくれて、感謝している。

一番は、お互いの緊急連絡先になれることだ。
夫の仕事を私はとても尊敬しているが、時々、彼が命を削って働いているのではないかと思ってしまう。外国にいるのは、生活するだけで結構ストレスだ。

私が卒業設計の調査で2か月フィリピンに滞在したとき、現地では午前中しか活動しなかった。午前中の数時間が精一杯で、午後は調査のまとめを作るという口実で、実際は部屋でダラダラしていた。
知らない場所を歩き、知らない人にインタビューし続ける、というのは想像以上に自分を消耗した。
2か月という短期間でも、帰国するときはほっとした。帰国してからは発熱して、一週間寝込んだ。

学生の調査でもそうなのだから、責任が問われる仕事を外国でこなすとはどのような気分なのだろう。

私は夫の仕事を尊敬している。私も同じ仕事をしたいと思っている。
でも時々、夫に対して、そんなに頑張らないで、と思う。
もし彼に何かあれば、家族として出ていってやるんだから、と内心思っている。

夫にはこれからも世界でのびのびと戦ってほしいし、私も負けていられないと思う。

どうかお互いがお互いの目指す方向で、それぞれ成功しますように。

なお今一番の心配は、夫が出張中の連日連夜の宴席のせいで、帰国するたびに太っていくことだ。
高カロリーな食事とビールはどうか控えてくださいね。