私のお気に入りのイギリスのテレビ番組があります。一般人のダンサーたちが次々と出てきてダンスを踊り、それに3人のプロのダンサーがジャッジをするという内容です。合格なら黄色の星、不合格なら赤の星が光ります。3人とも黄色の星を与えることはめったになく、すごく上手いなーと見てて思っても一人しか黄色の星を与えなかったりすることがよくあります。
先日その番組の中に、ダウン症の少年少女8人ぐらいのグループが出てきました。すごく楽しそうにダンスを踊り、もちろんジャッジは3人とも黄色の星を与えました。ダンスの上手い下手ではなく一生懸命楽しそうに踊っている姿に見ていて本当に心を打たれました。
私が驚いたのは、ゴールデンの時間帯、人気のあるテレビ局の番組に障碍をもった人たちが自然と出演していたことでした。日本の番組で障碍を持った人を見た記憶があるのは、NHKのドキュメンタリー番組と24時間テレビぐらいです。「障碍がある人を理解しましょう」というメッセージが全面に出てくるような番組でしかそのような人たちを見たことがありません。なんだか日本の番組は健常者と障碍者の違いを強調させているような、すごく存在を隔離させているような気がしました。
イギリスの番組は、障碍を持つ人が他の健常者と何ら変わりなく出演しているところに日本と大きな違いを感じました。障碍があっても人気のテレビ番組に出演し、ダンスを披露することが自然と受け止められている社会ってすごく良いなと思います。
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