1学期も終わりに近づき、これでもかと宿題が出ています。semester breakが待ち遠しい!
先週、先々週とブラカンの孤児院に行ってきました。3歳から高校生まで20人ほどと、大人が4人ほど共同生活しているところです。
家族がいない、家族と生活しない、ということはどういうことなのか私にはうまく想像できませんが、そこではみんながほんとに一つの大きな家族のようでした。
これから授業のない日は定期的に行こうと思っています。小さなことでも何かできたらいいなと思います。
話は変わりますが、マスコミ学科の友達に写真の展示があるからと誘われて見に行きました。
その展示では、マスコミ学科の3回生たちが映画を1つ選び、社会問題と関連付けてその内容を自分なりに解釈して写真を撮るのだそうです。そして映画のタイトルがそのまま写真のタイトルになります。
私が強く印象に残っているのは「alice in wonderland」というタイトルで、ぼろぼろの服を着たストリートチルドレンの女の子が、ごみがいっぱいの街をさまようように歩いているモノクロの写真
です。「本当ならこんなとこにいるはずじゃない、もっと美しく生きられる世界があるの。でも今、このごみだらけの世界にたまたま紛れ込んでしまっただけ」と女の子の声が聞こえてきそうで、このゴミだらけの街をwonderlandと表現したのはすごいなあと思いました。
ストリートチルドレン以外にも手足のない人、物乞いをする老人を撮影したものも多く、日本だったらまずこういうモデルを見つけること自体難しいんじゃないかと思いました。
日本と変わらないような大学生活を楽しむ学生、ショッピングモールで買い物を楽しむ人たちの隣で、そのような人たちも同時に生活している。そういうフィリピンの現実を改めて実感しました。
2012年9月23日日曜日
2012年9月19日水曜日
書き渋る
またずいぶん間が空いてしまいました。
友人と話していて聞いたことなのですが、以前、海外から来た観光客の方がフィリピンのバジャウ族の村を訪れ、村の様子、バジャウ族の方の写真を勝手に撮影してブログにアップし、フィリピンはこんなところだ、と誤解を招くような書き方をして問題になったことがあったそうです。
もちろん勝手に撮ってネットで公開する、というのはあってはならないことだとは思いますが、改めてネットに公開する怖さを感じました。
今は日本語で書いていてもどこの国の言語にも翻訳できます。私のブログはネットの膨大な情報の中では小さい存在ですが、誰でも見られる、読める場所に文章を公開しているということについてちゃんと責任を持たないといけないなと痛感しました。
ちょっと気にしすぎかもしれませんが。。
友人と話していて聞いたことなのですが、以前、海外から来た観光客の方がフィリピンのバジャウ族の村を訪れ、村の様子、バジャウ族の方の写真を勝手に撮影してブログにアップし、フィリピンはこんなところだ、と誤解を招くような書き方をして問題になったことがあったそうです。
もちろん勝手に撮ってネットで公開する、というのはあってはならないことだとは思いますが、改めてネットに公開する怖さを感じました。
今は日本語で書いていてもどこの国の言語にも翻訳できます。私のブログはネットの膨大な情報の中では小さい存在ですが、誰でも見られる、読める場所に文章を公開しているということについてちゃんと責任を持たないといけないなと痛感しました。
ちょっと気にしすぎかもしれませんが。。
2012年9月9日日曜日
福永さんと菊池さん
先週の火、水曜日に総合情報学部の方たちとマニラの日本大使館、クリニックを訪問してきました。
日本大使館の福永さんのお話について。
フィリピンのミンダナオの現状と福永さんがされている国際監視団についてわかりやすく説明してくださいました。特にミンダナオの大きな問題である宗教ついてはとても興味深くお聞きしました。お互い正義のもとに戦っているのだからどちらが悪いとかはないはずなのだけれど、それでも大虐殺のような事態が起こることについてはやっぱり理解に苦しみます。福永さんは「宗教は生きていく上での衣服のようなものだ。厚着の人もいれば薄着の人もいる。必要のない人もいるけれどあったほうが良い。」とおっしゃっていました。私は多分ぺらぺらの超薄着なのですが、厚着をする人の気持ちは理解したいです。何が、争いへ向かわせるんだろう。そこまで大切にするものは何なのだろう。
1つ意外だったのが、福永さんの仕事をする理由が「お世話になったフィリピンに恩返しをしたいから」ということです。日本大使館で働いておられるのだからきっと社会のためにという大きな使命感からかなと思っていたので少し驚きました。でも大きな使命感で働くのってきっとしんどそうだなという気がしました。それに比べて「お世話になった人がいるから、好きな人がいるから、そういう人たちに恩返しをしたいから」というのは、すごく心の満足感が大きいのだろうという気がします。
もう一人、マカティでクリニックをされている菊池さんのお話について。
フィリピンの医療事情についてもお話も興味深かったのですが、私はそれよりも菊池さんの生き方の方がもっと興味を持ちました。大学を卒業されて、数学教師として協力隊、その後日本で医学部に入りなおして35歳でお医者さんになられたそうです。そしてフィリピンのクリニックで治療とフィリピン人医師への指導をされています。当たり前に医療が受けられる日本と比べてフィリピンの医療はたくさん問題があり、それを改善しようとされているのです。
お二人のお話を聞いて思ったのは、お二人とも普通の人生とは違う生き方をされているということ。
普通の人生なんてものも無いのかもしれませんが..私は22歳で就職して55歳ぐらいまで会社勤めをするのが社会人としての人生なんだと本気で思っていました。だから一浪、さらに休学というのはとんでもなく回り道をしていると自分に焦りを感じることもありました。
けれど福永さん、菊池さんのお話を聞き自分の焦りなんて本当にちっぽけなもので、それよりも自分がこう生きたいというものをもっと大事にしたいと思いました。これが正解だろうと勝手に自分で思い込んだ生き方に縛られるのはやっぱりイヤだなあと。
「おもしろき こともなき世を おもしろく」 高杉晋作
福永さんが引用されていたのですが、やっぱり私もおもしろく生きたいです。
おもしろきこともなき世、とありますが本当は世界はおもしろいことで溢れているのだと思います。そしてそれを見つけられるようになりたいのです。
日本大使館の福永さんのお話について。
フィリピンのミンダナオの現状と福永さんがされている国際監視団についてわかりやすく説明してくださいました。特にミンダナオの大きな問題である宗教ついてはとても興味深くお聞きしました。お互い正義のもとに戦っているのだからどちらが悪いとかはないはずなのだけれど、それでも大虐殺のような事態が起こることについてはやっぱり理解に苦しみます。福永さんは「宗教は生きていく上での衣服のようなものだ。厚着の人もいれば薄着の人もいる。必要のない人もいるけれどあったほうが良い。」とおっしゃっていました。私は多分ぺらぺらの超薄着なのですが、厚着をする人の気持ちは理解したいです。何が、争いへ向かわせるんだろう。そこまで大切にするものは何なのだろう。
1つ意外だったのが、福永さんの仕事をする理由が「お世話になったフィリピンに恩返しをしたいから」ということです。日本大使館で働いておられるのだからきっと社会のためにという大きな使命感からかなと思っていたので少し驚きました。でも大きな使命感で働くのってきっとしんどそうだなという気がしました。それに比べて「お世話になった人がいるから、好きな人がいるから、そういう人たちに恩返しをしたいから」というのは、すごく心の満足感が大きいのだろうという気がします。
もう一人、マカティでクリニックをされている菊池さんのお話について。
フィリピンの医療事情についてもお話も興味深かったのですが、私はそれよりも菊池さんの生き方の方がもっと興味を持ちました。大学を卒業されて、数学教師として協力隊、その後日本で医学部に入りなおして35歳でお医者さんになられたそうです。そしてフィリピンのクリニックで治療とフィリピン人医師への指導をされています。当たり前に医療が受けられる日本と比べてフィリピンの医療はたくさん問題があり、それを改善しようとされているのです。
お二人のお話を聞いて思ったのは、お二人とも普通の人生とは違う生き方をされているということ。
普通の人生なんてものも無いのかもしれませんが..私は22歳で就職して55歳ぐらいまで会社勤めをするのが社会人としての人生なんだと本気で思っていました。だから一浪、さらに休学というのはとんでもなく回り道をしていると自分に焦りを感じることもありました。
けれど福永さん、菊池さんのお話を聞き自分の焦りなんて本当にちっぽけなもので、それよりも自分がこう生きたいというものをもっと大事にしたいと思いました。これが正解だろうと勝手に自分で思い込んだ生き方に縛られるのはやっぱりイヤだなあと。
「おもしろき こともなき世を おもしろく」 高杉晋作
福永さんが引用されていたのですが、やっぱり私もおもしろく生きたいです。
おもしろきこともなき世、とありますが本当は世界はおもしろいことで溢れているのだと思います。そしてそれを見つけられるようになりたいのです。
lingap
lingapという場所を訪問してきました。
毎月1回地元の子どもたちが集まり、読み書きや音楽、絵を教えているそうで今日がその日でした。初めての訪問だったのですが折り紙を教えることになり、パックンチョと手裏剣を子どもたちと一緒に折りました。
感想としては日本の児童館のようなものだと思いました。ただ規模はもっと小さくその分みんなに目が行き届くのかなと思います。
今日は半日だけ見学させてもらう短い滞在でしたが、来週の土日も行かせてもらう約束をしました。私も何かできるといいな。
毎月1回地元の子どもたちが集まり、読み書きや音楽、絵を教えているそうで今日がその日でした。初めての訪問だったのですが折り紙を教えることになり、パックンチョと手裏剣を子どもたちと一緒に折りました。
感想としては日本の児童館のようなものだと思いました。ただ規模はもっと小さくその分みんなに目が行き届くのかなと思います。
今日は半日だけ見学させてもらう短い滞在でしたが、来週の土日も行かせてもらう約束をしました。私も何かできるといいな。
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