2016年12月23日金曜日

音楽

今、無性に音楽をしたい。
ピアノを弾きたい。
ドラムを叩きたい。

たまにものすごく集中して練習したい。発表会の、ライブの、手が震えるような緊張感を味わいたい。

日常生活では着ないような服や化粧で、じりじりと暑いスポットライトを浴びたい。

全然理想通りの演奏が出来なくて自分の下手さに恥ずかしくなりたい。

ああ、音楽がしたい。
大人はどこで、音楽をやっている?

2016年12月18日日曜日

仕事を好きになる方法

私が大好きな映画「プラダを着た悪魔」の中で、主人公アンディが、上司が自分の頑張りを認めてくれないと同僚に泣き言をいうシーンがある。

同僚であるナイジェルは、突き放す。ファッションの仕事が好きでたまらない人間がここにはたくさんいるのに、上司に認められないというだけで君は愚痴る。目を覚ませ、と言う。

これまで服に興味がなくダサい服装のままファッション誌編集部で働いていたアンディは、その日を境に急におしゃれをするようになる。ファッション編集部で働くおしゃれな人たちになじむ装いをするようになる。

彼女はきっと、ファッションブランドのことを勉強した。そして自らもハイブランドに身を包み、ファッションが好きになっていったのではないかと思う。

ファッションを無駄なものだと馬鹿にしていたアンディが、仕事に敬意を持ち始めた瞬間、すなわち世界の流行をつくる、というファッション誌の役割を真の意味で理解したのだと思う。私はこのシーンが大好きだ。

そして、久しぶりに映画を見返して、はっとさせられた。
変身前のアンディと、今、仕事でうじうじ悩んでいる自分は重なるような気がした。

彼女の仕事はファッションで、私の仕事は、建築だ。

建築のことに詳しくなればいいのか。
建築を好きになればいいのか。

彼女はおしゃれになり、ファッションブランドに詳しくなり、仕事がスマートにできるようになる。
私は建築をもっと勉強して、いろんなメーカーの商品に詳しくなって、CADが早く操作できるようになって、図面が早くかけるようになる。

目先のことばかりにとらわれて働くのがしんどいなあと勝手に思っていたけど、なんで気づかなかったんだろう。

新建築を久しぶりに買おう。学生のときみたいに、面白い建築を見に行ってスケッチしよう。建築が好きだという気持ちを呼び起こそう、と思った。

2016年12月17日土曜日

高円寺

東京で働く大学の先輩に誘ってもらい、高円寺で古着屋めぐりをした。歩けばあちこちにある古着屋。宝探しをするようだった。

買ったのは小さな口紅がたくさん並んだ模様のシフォンワンピース、バレリーナの形のピアス、2連になった指輪だ。とっても可愛い。年末に実家に帰る時に、ワンピースを着て、ピアスをつけて、指輪をしよう。

古着屋めぐりの間に、カレーを食べ、カフェでチーズケーキを食べ、そして最後は餃子にビールでしめた。ずっとしゃべってしゃべってしゃべり続けた。お酒に酔うって気持ちいいんだなあと久しぶりに思った。自分が好きだなあと思う人と飲むお酒は最高に美味しい。悪酔いもしない。

先輩に、東京の面白い場所やイベントを教えてもらった。半年も住んでいるのに全然知らなかった。いつまでここにいられるか全くわからないけど、せっかく今は東京に住んでるのだから、もっとこの機会を享受しないとなあと思った。

今、会社の人間関係がすべてで、それだけっていうのは時々とても苦しくなることがあるけど、こうやって全く別の関係の人と出会うと心が洗われた。大げさではなく、救われたような気分になった。

ほろ酔いの幸せな土曜日。

2016年12月13日火曜日

買いたいけど買えない

黒柳徹子のインスタグラムを見ていると、素敵なものに囲まれていて、ものの一つひとつに思い出話があっていいなあと思う。こんなお金の使い方をしたい。

少しばかりの貯金で何か自分に買いたいが、どうも私はお金を使うのが怖い。今大好きな服のブランドがあるのだけれど、お店にも見に行くのだけど、なかなか勇気が出なくて買えない。ちょっと高めの価格帯であることと、まだそのブランドに自分は見合わないだろう、という気持ちが渦巻き、ゾゾタウンを見ては「あー欲しいなーでも勇気が出ないなー」とうじうじしている。

あれほど欲しかったビオラのピアスも、時間が経てばやっぱり今買わなくてもいいか、と購買意欲が薄れていく。買い物には衝動が必要なのかもしれない。

消費をしないとどんどん自分がつまらなくなっていく気がする。なにかお出かけする予定があればいいのだけれど。いや、服とピアスを買って、それらを着るための予定を作ろうか。

2016年12月11日日曜日

朝食ケーキ

雑誌キャンキャンを初めて買ったのは、高校1年生の時だった。雑誌は毎月セブンティーンを買っていたが、何となく違うのも読んでみようと手にとったのだった。ものすごく分厚くて、わくわくした。もちろん、雑誌の対象年齢からは大きく外れている。

だがキャンキャンを買ったのは後にも先にも、この一度だけだった。いかにも男性にモテそうな服が次から次へと載っていたのをぼんやり思い出す。

唯一はっきり覚えているのは、モデルの朝ごはんを紹介するページで、あるモデルが朝ごはんに毎日ケーキを一つ食べていると書いていたことだ。

ケーキって特別な日に食べるものじゃないのか。いいな。私も真似したい。そう思って母に、「キャンキャンのモデルは毎日朝ごはんにケーキを食べるんだって!」と言った。
母はひとこと、「そんなことしたら糖尿になるわ。」と言った。

思えばキャンキャンへのキラキラとした憧れも、その時音を立ててしゅるしゅるとしぼんでいった気がする。

なぜこんなことを思い出したかというと、明日の私の朝食は苺のショートケーキだからだ。憂鬱な月曜日をキラキラした気分で迎えるために、ケーキを食べたら何とかなるのではないかと、駅前のケーキ屋で買った。

あのキャンキャンモデルは、今でも朝食にケーキを食べているだろうか。

2016年12月10日土曜日

傷つきやすい

アルコールが残り、しんどい土曜日の始まりだった。

何とか体を持ち上げて、予約していた歯医者さんで歯のクリーニングをしてもらう。歯が真っ白になり、楽しくなくても歯を見せたいがために笑いたくなってしまう。少し元気が出た。

衝動的に美容院の予約もした。明日、すっきり髪型を変えよう。明日は丈を直してもらったスカートとワンピースも取りに行く予定だし、それに合わせるセーターも買いに行きたい。

唐突だが、ネットで、「傷つきやすい人は人を傷つけやすい」という文章を読み、自分のことかと、どきっとしてしまった。

私は傷つきやすいと思う。人の言葉を深読みし、すぐにくよくよする。一人でよく泣く。うじうじと何日も考えすぎてしまう。傷つくと、それを自分で消化しきれないとき、苛立ちや怒りに変わってしまうこともある。

前に、「あなたは自分に対する期待値が高すぎるんだね」と言われことがある。「自分はこの程度しかできないと思うと、傷つくこともない」とも言われた。

そのときは、「そうは言われても自分の理想とする姿にたどり着けない時、苛立ったり落ち込んだりするのは仕方ないじゃないか」と思った。

でもふと、傷つきやすい私は、見えない物差しを勝手に作って、勝手に傷ついているだけなのか、と思った。
優秀か頭が悪いか、美人か不美人か、とかそうやって自分で勝手に物差しをつくって、そこに届かない自分に落ち込む。劣等感はますます、増大する。

人と比べたりしないで、自分に期待しすぎないで、自分の好きなことを夢中に追い求めて生きていければいいのに。

ちょっと、心が弱くなってしまった。明日は髪を切って、洋服を買って、美味しいものを食べよう。

2016年12月7日水曜日

春菊と遅刻

サラダを作らなきゃと思ってスーパーに行き、春菊を手に取ったところで目が覚めた。遅刻だ。いつも起きなきゃいけない時間から1時間経っていた。

ああ嫌だなあと思いながら電車に乗って、会社に着いた。

帰り、いつもならコンビニで済ますところをスーパーによった。割引シールが貼られたネギトロとアボカドを買う。ご飯にのせて、ネギトロアボカド丼にしよう。

ところで、春菊は売っていなかった。今朝の夢は、なんの暗喩だったのだろう。

2016年12月6日火曜日

騙されるまい

夜、何か読みたくてAmazonでおすすめされた漫画をKindleで読んだ。誰も救われない話で、気分がどんどん沈んだ。が、続きが気になって結局6刊まで購入し、夜の2時まで読みふけった。

その漫画もだけど、女の人が騙される話ばかり読んでいる。別の日に読んだ小説は、25歳の女性が男性と婚約するが二股をかけられている、といった内容だった。

そういうものを読みたいと特に思っているわけではない。でも、愚かで騙されていても女の人が強く生きていく物語は読んでいて気持ちがいい。一方で、男は悪くて、女を騙して、という描かれ方をするのは何だか嫌な気分だ。こんな人現実にいたら嫌だなあと思う程度で、私にはよくわからない世界だからだ。

「怒り」という小説を読んで、人は自分の見たいようにしか人を見ないのだ、というメッセージを私は受け取ったのだけど、私もやっぱり自分の見たいようにしか人を見ていないのだと思う。

ひどい男が出てくる物語を読むたびに、私が好きな男の人は優しい人でよかったと心から思う。けれど、それはやっぱり優しい人であってほしいという願望があるから、自分の思い込みかもしれない。

女も男も誰かを好きになったら、やっぱりちょっと頭が悪くなる気がする。少なくとも、私はIQが下がる。

例えば、旅行に行っても景色を見ずに相手の顔ばかり見てしまう。そっちの方がずっと楽しいし、見ていて飽きない。今は、「逃げるは恥だが役に立つ」を見たあとに好きな男の人の写真を見ると、メガネをかけている、というだけで星野源に見えてくる。

こういうことを書いて読み返すと、人を好きになっているときの自分はやっぱりIQが下がっている。

私の好きな男の人が悪いやつで、私を騙していたらどうしよう。
でも頭はぽーっとして、きっと私は、何も気づかない。

2016年12月5日月曜日

休日の仕上げ

ああ会社休みたいなー、と思いながらそれでも会社に行く月曜日。
昨日は久しぶりに市民プールでぐったりするほど泳いだ。

自分は何をしたら元気が出るのか、ぼんやりわかってきた。
ゆっくりと長い距離を泳ぐこと。ぬるめのお風呂に入って汗をかきながら本を読むこと。野菜をたっぷり食べること。ベランダで椅子に座って炭酸を飲むこと。

昨日は炭酸を飲む以外をやって、週末を締めくくった。久しぶりに泳いで、筋肉を酷使して、気分がよかった。

私の好きなドラマ「すいか」の中で、ゲイの講師のこんなセリフがある。

「女はね、いい?才能かおっぱいなの。どっちかがないと大変なことになるのよ。」

才能がない女は女らしさを磨いて、男に気に入られるように生きていくしかない、という意味だったと思う。

ストーリーの中では、結局そんな世間の常識やしがらみに縛られなくても、自分の好きなことを貫けばいいのだ、という結末になるのだけれど、このセリフを借りるなら、私はこうだ。

「女はね、いい?才能か筋肉なの。どっちかがないと大変なことになるのよ。」

というのは冗談だけど、才能、すなわち何かを好きだと思ってやり続けられるのに加えて、仕事をする上では筋肉が必要だと思う。

精神も肉体も病まずに生きていくために、鍛えなければ。そうじゃなければ、この世は病みやすいことで溢れている。

鍛えよう。そして強くなろう。水泳でぐったり帰ってきたあと、そう思った。

2016年12月1日木曜日

雨の日

しとしとと雨が降る。こんな日はいつも電車が遅延する。

9時に間に合わないことがわかったので、いつもよりゆっくり歩いて会社に向かった。
ゆっくりゆっくり仕事をした。なんだか今日は、一生懸命頑張ろうと思えなかった。

同じ時期に東京で会社員を始めた友達が、10月から体調不良で休職していると聞いた。戦友を失ったような気分になった。会社で働くのってつらい。

同期が色んな仕事を任されているのを横目に見る。私は今自分がやるべきことをきちんとやるのだ、と言い聞かせても、思考はふらふらとさまよう。

今日はきっと、身体が疲れている。明日は、あの白のVネックセーターを着てフレアスカートをはいて、靴は赤いスウェードのパンプスを合わせよう。靴に合わせてピアスも赤い石にしよう。
よかった。だんだん元気が出てくる。

今週も明日で終わり。あと1日、生き延びよう。