2014年1月31日金曜日

毎日の生活

木皿泉の「昨日のカレー、明日のパン」を読んだ。
ドラマ「すいか」もそうだけど、当たり前に繰り返される日常からすくい出されるきらめきのようなものがこの本にはいっぱいつまっている。
特に大きな事件が起きるわけでもない。けれど読んでいて飽きることがない。読後はほっと暖かな気持ちになる。

時々読み返して、日常生活のきらめきを見落とさないようにしたい。

読書記

「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」を読んだ。
村上春樹はノルウェーの森とパン屋再襲撃とスプートニクの恋人の3冊しか読んだことがないけれど、この4冊目も相変わらず文体がどうも苦手だった。キザな言い回しが村上春樹の面白さなのかもしれないけれど、読んでいてしんどい。

この作品の中に出てくる女性たちはすごく男性を立てるのが上手で、ドラマ半沢直樹の上戸彩演じる妻を思い出した。それ以外は特に印象に残らず、村上春樹苦手は未だ克服できず..。

2014年1月27日月曜日

子ども返り



人生で4回目の養老天命反転地に行ってきた。



一緒に行った友達。


相変わらずカオスな世界で、滑って転んで童心に返った。


 友達もはしゃぐ。



上に行くと養老の町が一望できる。

このカラフルな迷路が一番お気に入り。
はしゃいでるせいでぶれぶれ。

養老天命反転地には何回来ても、全く飽きることがない。

フラットな地面はどこもなく、バランスが取りにくくてフラフラして滑るし転ぶし両手をつくし、まるで歩き方を覚えたばかりの子どものような状態になる。平衡感覚を失わせる仕掛けでいっぱいだ。

真っ暗闇の迷路では壁を手でさぐって歩き、光が見えてきたときのほっとする安心感もなかなか日常では感じられない。視覚が失われるとこんなに前に進むのが怖く感じるのかと思う反面、壁の手触り、地面の柔らかさなど皮膚感覚が敏感になる状態はなかなか面白かった。

心のテーマパークと謳われているように、まさに大人が子どもに戻れる場所なのだと思う。

2014年1月23日木曜日

なまけ者

テスト前で勉強しなくちゃいけないときに限ってブログを毎日書いちゃう心理の名前を知りたい。
試験前に急に部屋の掃除始めるとかと同じやつ。

2014年1月21日火曜日

音だけで聞く

ラジオを聴く生活を始めてから、食べ物のCMが気になる。

ビールのラジオCMが流れる。
缶を開けるプシュッとした音、とくとく注ぐ音、のどが鳴る音、ひとつひとつが「ビール飲みたい欲」を刺激してくる。
チキンラーメンのラジオCMなんかも深夜に聞くと無性に食べたくて仕方なくなる。
落語家のすする音を聞くだけでお腹が減るような気がするのと同じことか。

音だけの方が想像させるからか、テレビで音と映像で見るよりも強く商品の印象が残る気がする。

どうしよう、食欲がラジオCMにコントロールされちゃう。

欲しいもの

そろそろビニール傘を卒業してちゃんとした傘を持ちたい。

フランクロイドライトがデザインしたステンドグラス窓の柄がプリントされていて
色の組み合わせも奇抜だけどちょっとくすんでいて素敵。欲しい!

2014年1月20日月曜日

欲しいもの

















この腕時計ほんとに欲しいなー。
とろりと、静かに光っているところがいい。

時間を見るたびにあまりの格好よさににやにやしてしまいそう。

2014年1月19日日曜日

人生をかけて

毎年この時期になると胸がちくりと痛む。
もう、ずいぶん前のことなのに。

高校3年生の時、勉強が足りずに受験に失敗して浪人生活に入った。
勉強しかしない生活の辛さ。それでも予備校で友達もでき、励まし合いながら受験勉強をしていた。

2度目のセンター試験。あの日も寒い日だった。

試験中だけ髪をまとめていたクリップが家に帰ると無くなっていた。きっと試験会場で落としたのだろう。

いつも勉強を始めるとき儀式のように髪を束ねていた、べっこう色の蝶の形のヘアクリップ。それは私を置いて飛んで行ってしまった。見放されたような気分だった。

結局物理で大失敗し、それが足を引っ張って点数は目標点に遠く届かなかった。
絶望しながら受けた2次試験も結果むなしく、私の浪人生活は幕を閉じた。

第2志望の私立大学に入学し、様々な頭の良さを持った人たちに出会う。論理的であること、頭の回転が速いこと、デザインセンスが優れていること。そうした頭の良さは偏差値では測れない。それまで頭の良さを測るものさしが偏差値だけだった私には衝撃的だった。世の中にはなんて賢い人たちがたくさんいるんだろうとわくわくした。

もう受験に失敗したことなどにくよくよせず、前を向いて進んでいける。そう思っていた。
けれど4年たった今でも、センター試験のこの日、新聞を開いて解答が載っているのを見るとうっすらと涙が出る。

もっと頑張れたかもしれない、どうしてもっと必死に勉強しなかったのだ。そう自分を責める声が聞こえてくる。そしてくだらない、と頭を振ってそんな声を掻き消そうとする。

韓国でも日本のセンター試験同様の試験がある、と韓国人の友達に聞いたことがある。その日は騒音をたてないためにヘリも飛行機もストップするそうだ。何もそこまでしなくても、と思ったら彼女に「だって人生がかかっているからね」と言われた。

18歳の私は確かにその短い人生をかけて受験に挑んでいた。そしてあえなく玉砕した。

過去を悔やむのは格好悪くて嫌いだ。振り向いている場合ではなく、今考えるべきことはたくさんある。けれど、このセンター試験の日だけは、この先も18歳の私に戻り、悔しさを、悲しさを、後悔を思い出すのだろう。

そうやって振り返ることは、また人生をゆっくり明日へと向かわせる原動力となるのだから。

2014年1月1日水曜日

謹賀新年

明けましておめでとうございます。

















大みそかに22年来の幼馴染と出会いました。

昔仲良かった友達も、だんだん住む場所が遠く離れたりお休みが合わなくて会えなくなる人が多いけどたまに出会って元気に生きてる確認ができたらいいなあ。

簡単に会えなくなってしまうから、人には会えるときに会いたい。