最近1日中スラム調査のことを考えていて、でも答えが出ずに気が滅入りそうなので先々週に行ってとても楽しかった場所について書こうと思う。
さて、ずらりと並ぶ兵馬俑。ここは中国の西安...ではなく兵庫県の姫路だ。どうやら姫路にある太陽公園が凄まじいらしいと噂に聞いて行ってきた。
田んぼの横を歩いていると見えてきた白いお城。
まずはフランスの凱旋門が登場。
続いて韓国のトルハルバンという石像。
ここからは各国の有名なレプリカがずらりと並ぶ。特に面白かったものだけ写真に撮ったので実際はもっとたくさん展示物がある。
ちょっと目が怖いイースター島のモアイ像。
ペルーのマチュピチュ。
メキシコの石像。ナイスおしり!
小便小僧がいっぱい。いくらなんでもこれは多すぎるだろう!
もちろん自由の女神も。身長、私と同じぐらい。
どこの国のか忘れてしまったけど、セクシー石像。
大阪港にもいるデンマークの人魚姫。
メキシコの巨石人頭。「千と千尋の神隠し」にこんなの出てくる!
そして圧巻の兵馬俑!思わず立ちすくんでしまうほど、同じものがずらりと連続して並んだときの迫力は凄まじかった。
続いて万里の長城。ここにも兵馬俑がずらり。
実際に中国で万里の長城を歩いた友達によると、本場には兵馬俑は置いていないそうだ。きっと作りすぎて余ったのだろう。この万里の長城の終着点は展望台になっていたが、最後はびっくりするぐらいの急斜面だった。スキーが出来そうなぐらい!
そして天安門広場。
その近くにはピラミッドとスフィンクスが!
この日は日曜だったこともあり、ゼッケンをつけたちびっこたちとサングラスにスーツ姿の成人男性が逃走中ごっこをしていた。確かに絶好の逃走中スポットだ。
最後に、ドイツのノイスヴァンシュタイン城のレプリカである白いお城へ。
外観は本物のお城のよう。
お城の中はトリックアート展だった。
一つ残念だったのは、お城の中まではお城が再現されていなかったこと。中のトリックアート展ではノリノリで写真を撮っていたが、やはり外の華やかさに比べ中はあまりにも勿体無い使われ方だったと思う。舞踏会が開かれそうなシャンデリアのある広間があったりとか、バルコニーにも出られるようになっていたらもっと面白いのに!
だが、そんなことを差し引いても太陽公園はやはり凄まじく、次から次へと各国のレプリカが展示される様子はカオスそのもので、「頭が混乱する!」ばっかり言っていた気がする。
カップルで訪れている人も何人かいて、確かにここはデートスポットとしてもとてもいい場所だと思った。この混沌の世界を一緒に楽しめる相手とはきっと人生という混沌も共に楽しむことができる相手に違いない、と言うのは大げさか。
太陽公園がすごいのはこれだけのレプリカを展示しておきながら、未完成であるということだ。現在十数か国の展示があるが、これに加え、スペインの闘牛、イタリアのピサの斜塔、イギリスのストーンサークルが現在着工中。そして100か国以上の未着工分は平成26年~40年完成見込み、とパンフレットに書かれている。今から14年後には全世界193か国制覇するそうだ。凄まじい!
パンフレットに書かれた正式名称は「障害者就労施設太陽公園」で、受付やレストランなど障害を持つ人の雇用の場であるようだった。もしかしたらそういった海外に行きたくても行けない人のために、世界各国のレプリカが作られたのかもしれない。
4か国しか行ったことのない私だが、本当に1日で一通り世界を知ったような気分になった。特に中国のゾーンに関しては素晴らしく作り込まれており、中国行ってきたんじゃないかと錯覚するほどであった。
日本で姫路にしかないカオスで頭がくらくらする空間。素晴らしかった!