2017年1月30日月曜日

2017年1月30日

就職活動のとき、私は本気で、社会に貢献するのだ、と熱く思っていた。卒業設計でも、貧しさを強いられる人たちでも快適な住環境で暮らせるにはどうしたらいいのか、考えていた。

だけど会社で働き始めて、いかに毎日疲れないようにするか、ばかり考えている。

どうして、働くことってこんなにしんどいのだろうか。身体を動かしていないのに、こんなに疲れるのだろうか。

理由はおそらく、自分で何も決定できないからだ。

卒業設計のとき、後輩に何人も手伝ってもらって、身体はフラフラだったけど、アドレナリンが出て楽しくてしょうがなかった。どんどん形になっていく様子に興奮して、提出直前は72時間起き続けていた。過程はもちろん苦しかったけど、自分で考えて物事を進めていくのはこんなに楽しいのかと実感した。

今は、当たり前だけど主導権がない。末端で手を動かす役割だから、上司に言われることをきちんとやるのみだ。どうしてこんなにやることがあるんだろうと思うぐらい、毎日、毎日、新しい仕事が増えていく。やってもやっても終わりは見えない。

今、勉強したことが今後自分でリーダーシップをとる時に役に立つのだと言い聞かせても、自分でもどうかと思うぐらいぐったり疲れる。

疲れて、帰りの電車の中で、心で泣いてる。

2017年1月17日火曜日

2017年1月17日


玄関に木を敷いただけでこんなに幸せな気分になるのだから、自分の設計した家に住むとは一体どれ程の幸福なのだろうか。世のお父さんが、たとえ通勤時間が2時間とかになっても、マイホームを持ちたくなる気持ちが少しわかる気がした。

私も、働いて、働いて、働き続けたら、いつか自分の家を持てるだろうか。とりあえず今は、賃貸の部屋を自分の気に入る場所にできるよう、ちょっとずつ手を加えているところだ。

賃貸は壁に穴もあけられないし、床も変えられないけれど、それでもその不自由さを乗りこなす楽しさもきっとあるはずだと自分に言い聞かせている。

2017年1月15日日曜日

2017年1月15日

部屋の中を気持ち良い空間にするために、イラっとする場所をひとつひとつ無くしていくことにした。

①靴箱の下

BEFORE


作り付けの靴箱の上段には靴用の棚板がついているが、下には何も無い。だからものをごちゃっと上に積み上げていた。下に何があるのか見えないのがイライラの種だった。ポリプロピレンの引き出しを置くことも考えたが、ぴったりサイズはなかなか無い。棚板を置く方が高さも柔軟に変えられるため、ホームセンターで板と棚受けを購入した。

AFTER



ものが多いためみっちり詰まってしまっているが、何が入っているのか一目瞭然で気分もすっきり。

②玄関

BEFORE


何の変哲もない玄関だが気分を変えたかった。黒ずみがとれないのもイライラの種だった。


CADで必要な部材の寸法を求め、ホームセンターでワンバイフォー材とオイルステインを買った。


部屋で塗った。

AFTER


玄関に敷き詰めると、ウッドデッキのようではないか!
雨の日のことを考えるとあんまり木は適してないのかもしれないが、気分が上がるのでしばらくこれで楽しみたい。

あとは本棚の中とクローゼットの中を綺麗にしたい。アイアン脚のテーブルも作りたい。次の週末にやろう。

2017年1月12日木曜日

2017年1月12日

夜、人身事故で電車が遅れていた。キリキリと寒く、どんよりと湿った夜。遅延の影響で、23時にも関わらず朝のラッシュかと思うほどのぎゅうぎゅう詰めの電車にうんざりした。

こんな冬に気分が沈むのもわかるけど、でもやめようよ、なんてどこかの誰かに向かって言いたくなる。

貯金がすっからかんなのにZOZOTOWNで1万円のブラウスを買った。これは、自分へのカンフル剤なのだと思う。

綺麗なブラウスを着る。それだけで嬉しくなってしばらく生き延びられる。

疲れないように、落ち込みすぎないように、自分を時々楽しませながら、私は電車に飛び込まない方を選ぶのだ。

2017年1月11日水曜日

2017年1月11日

・1日中パソコンを見つめ続けていると、表情がかちこちに固まってうまく笑えなくなる。楽しいから笑うのではなく、笑うから楽しくなるのだ、とわかっていても、笑えない場合はどうしたらいいのだ。

・帰り道、今日1日の自分の言動を思い出して、「うわあああああ」と恥ずかしくなるクセをやめたい。思ったよりも「はい」っていう返事の声が大きくなってしまったこととか、相手が話している途中で私が話し始めてしまったこととか、取るに足らないこと一つひとつが鮮明によみがえってくる。気にし過ぎなだけなのだけど、心をすり減らしている気がする。

・実家からお餅をいっぱい持って帰ってきたのに、胃もたれが気になって全然食べられない。本当に胃が弱くなった。ものを食べると、胃の存在をより強く感じるようになってしまった。いつもそろりそろりと食べる。どうかこのあと胃が痛みませんように、と祈りながら食べる。加齢か。

2017年1月10日火曜日

2017年1月10日

インテリアの雑誌を見ていたら、おしゃれな部屋の住人へのインタビューで、おしゃれな部屋にするコツが語られていた。

「自分がイラっとする場所をなくしていくことです。」

自分の部屋を見渡すと、イラっとするところばかりではないか。
シンクの下がごちゃごちゃ。
靴箱の中がごちゃごちゃ。
クローゼットはぱんぱん。
本棚の中も資料や本で何が何だかよくわからなくなっている。
季節はずれのクローゼットに入りきらない服は床に積まれている。

乱れすぎている。だから心も落ち着かないのか。

というわけで、少しずつ部屋を整理し始めた。心から満足がいくすっきりとした部屋になったら、インスタのアカウントをつくって、♯ていねいなくらし、なんてハッシュタグをつけて、全世界に公開しよう。

2017年1月9日月曜日

2017年1月9日

キンドルで鳥飼茜の漫画「おんなのいえ」を読んでいる。まだ途中なのだけど、悲しくて悲しくて仕方がなくなった。

漫画の主人公の女性には彼氏がいて、仕事は彼氏と同じイラストレーターをしている。でも彼氏の方が仕事が順調。その彼氏のことが好きで結婚も考えていて、彼氏の夢がかなうことが自分のことのように嬉しいと思っている。というか、そう思い込もうとしている。そんなときに、彼氏が別の女性を好きになり、主人公は30歳を目前にフラれる。

ああ、悲しいなあ。悲しいだけのストーリーじゃないんやけど、なぜか自分に重ね合わせてしまう。

彼氏と同じ仕事で、でも彼氏の方が仕事が順調で、相手の仕事がうまくいくと嬉しいと思う。相手がもしどこか遠い場所に転勤になったら一緒に行きたいと思ってしまう。

彼氏の方が仕事が順調っていうのは私が勝手にそう見てるだけかもしれないけど、相手の仕事の話を聞くとき、自分はそんなことできないなあと、いつもちょっと卑屈になる。生ハムをすーっとはがすみたいに、薄く薄く、自信がなくなっていく。比較なんてできるはずないのに、「ああ、この人の方が価値のある仕事をしている」なんて思う自分が馬鹿馬鹿しい。けどそう思えてくる。

結局未来のことなんて考えてもわからないから不安になるけど、これらの不安を解決してくれるものは何かと考えた時に、それは今は資格なのだと思う。

だから早く建築士をとろう。簡単に受かる試験ではないけど、とったからってそれだけで食べていけるわけでもないけど、でも「どこへ行っても、一人になっても、仕事ができる」っていう安心になる気がする。

不純やなあ。「どこへ行っても仕事ができるように」「いつ今の会社を辞めてもいいように」建築士の勉強するって理由としてなんか不純やなあ。でもいいねん。

ああ、ローストビーフ丼食べたい。半熟卵がのったやつ。

2017年1月8日日曜日

2017年1月8日

建築士受験のための学校に説明を聞きに行く。働き始めてから貯めてきた貯金のほとんどを授業料に支払う。このために貯金してきたからいいのだ。頑張って一発で合格したい。

景気づけに帰り道、にんにくがたっぷり入ったパスタを食べた。胃の中がじわーんと温かくなってふつふつと力がみなぎってきた。

翌朝、お腹をこわした。最近脂っこいものを食べるとすぐにこれだ。