就職活動のとき、私は本気で、社会に貢献するのだ、と熱く思っていた。卒業設計でも、貧しさを強いられる人たちでも快適な住環境で暮らせるにはどうしたらいいのか、考えていた。
だけど会社で働き始めて、いかに毎日疲れないようにするか、ばかり考えている。
どうして、働くことってこんなにしんどいのだろうか。身体を動かしていないのに、こんなに疲れるのだろうか。
理由はおそらく、自分で何も決定できないからだ。
卒業設計のとき、後輩に何人も手伝ってもらって、身体はフラフラだったけど、アドレナリンが出て楽しくてしょうがなかった。どんどん形になっていく様子に興奮して、提出直前は72時間起き続けていた。過程はもちろん苦しかったけど、自分で考えて物事を進めていくのはこんなに楽しいのかと実感した。
今は、当たり前だけど主導権がない。末端で手を動かす役割だから、上司に言われることをきちんとやるのみだ。どうしてこんなにやることがあるんだろうと思うぐらい、毎日、毎日、新しい仕事が増えていく。やってもやっても終わりは見えない。
今、勉強したことが今後自分でリーダーシップをとる時に役に立つのだと言い聞かせても、自分でもどうかと思うぐらいぐったり疲れる。
疲れて、帰りの電車の中で、心で泣いてる。
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