2017年1月9日月曜日

2017年1月9日

キンドルで鳥飼茜の漫画「おんなのいえ」を読んでいる。まだ途中なのだけど、悲しくて悲しくて仕方がなくなった。

漫画の主人公の女性には彼氏がいて、仕事は彼氏と同じイラストレーターをしている。でも彼氏の方が仕事が順調。その彼氏のことが好きで結婚も考えていて、彼氏の夢がかなうことが自分のことのように嬉しいと思っている。というか、そう思い込もうとしている。そんなときに、彼氏が別の女性を好きになり、主人公は30歳を目前にフラれる。

ああ、悲しいなあ。悲しいだけのストーリーじゃないんやけど、なぜか自分に重ね合わせてしまう。

彼氏と同じ仕事で、でも彼氏の方が仕事が順調で、相手の仕事がうまくいくと嬉しいと思う。相手がもしどこか遠い場所に転勤になったら一緒に行きたいと思ってしまう。

彼氏の方が仕事が順調っていうのは私が勝手にそう見てるだけかもしれないけど、相手の仕事の話を聞くとき、自分はそんなことできないなあと、いつもちょっと卑屈になる。生ハムをすーっとはがすみたいに、薄く薄く、自信がなくなっていく。比較なんてできるはずないのに、「ああ、この人の方が価値のある仕事をしている」なんて思う自分が馬鹿馬鹿しい。けどそう思えてくる。

結局未来のことなんて考えてもわからないから不安になるけど、これらの不安を解決してくれるものは何かと考えた時に、それは今は資格なのだと思う。

だから早く建築士をとろう。簡単に受かる試験ではないけど、とったからってそれだけで食べていけるわけでもないけど、でも「どこへ行っても、一人になっても、仕事ができる」っていう安心になる気がする。

不純やなあ。「どこへ行っても仕事ができるように」「いつ今の会社を辞めてもいいように」建築士の勉強するって理由としてなんか不純やなあ。でもいいねん。

ああ、ローストビーフ丼食べたい。半熟卵がのったやつ。

0 件のコメント:

コメントを投稿