2016年11月14日月曜日

祖母の見舞い

実家に帰り、祖母の見舞いに行った。
前に会ったときよりも、身体がきゅっと小さくなったように感じた。

口元の産毛をそってあげた。ついでに、眉毛も整えた。
祖母の肌はフワフワと柔らかく、25歳の私の肌よりもずっと綺麗だ。私の肌は、今でもストレスや食生活のせいで吹き出物が現れる。

祖母に、会社の愚痴を言った。
「世の中しょうもない人もたくさんいるけど、気にしすぎたらあかんで」と言われる。

また来月来るね、と言って病院を後にした。

顔剃りを喜んでくれたのでお化粧もしてあげたいけど、化粧は落とすのが大変かもしれない。
次に見舞いに行くときはマニキュアを塗ってあげよう。
コテを持って行って髪を整えてあげよう。
綺麗にすると、元気が出るよね?どうか祖母もそうであってほしい。
孫はこれくらいしか、出来ることがない。

老いていく姿を見るのはつらい。だけど命は有限なのだと知る。
生きている間は楽しいことで自分の人生を満たそう、と思った。しょうもないことに囚われている場合じゃないのだ。

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