嫉妬とか一番嫌いな感情なのだけど、自分で制御できない。苦しい。
体全体が空っぽになったような強烈な空腹を感じ、冷蔵庫の中の全ての野菜を取り出した。
まな板の上で、ざくざく切る。キャベツを、白菜を、ほうれん草を。
大量の野菜を片っ端から鍋に突っ込み、蒸し野菜にしていく。
塩だけをかけてひたすら食べた。
どんよりとした私の身体の中で、新鮮な野菜たちが、美しい血液となり肉となり、細胞一つひとつまでみずみずしく作り変えてくれることを願った。そして、怠惰な私の性根を、はつらつと元気に満ち溢れたものに生まれ変わらせてくれることを祈った。
大量の蒸し野菜は砂の味がした。私は自分をバカだと思った。
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