2014年3月22日土曜日

再確認の時間

フィリピンでの最後の自由な時間だったので、以前留学していた大学に行ってきた。誰かに会うためではなく、自分がかつていた場所をもう一度見てみたくて。

大学の中をふらふら歩いていると、確かに私は制服を着てここに通っていたなと思い出すが、まだ1年前なのに遥か昔のことのように思える。最初に滞在していたドミトリーに行き、掃除のおばさんと再会、また中国語の先生、韓国人の友達と再会した。また引っ越して約10か月住んでいたドミトリーにも遊びに行った。

不思議な変な感じだった。私は確かにここにいたし、ここは何も変わってないけれど、その頃の私は何だか別の人間のような気がした。

マニラに戻る車の中で、ちょびっと泣いた。
私はここに確かにいたのだ。ここで勉強したし、多くのことを学んだ。遠回りのような、モラトリアムのその期間は私にとって決して無駄ではなく何ものにも代えがたい時間だったのだと思った。

もうおどおどせず、好きな人生を選び取っていいのだとわかって嬉しかった。

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