2014年4月20日日曜日

見てきた!フィギュアスケート!

何事もテレビを通さず生で見るというのはとても迫力があるが、フィギュアスケートも生の迫力はすさまじかった!ジャンプってこんな高く飛んでるのか、とかこんなに早いスピードで回転してるのか、とか人間の身体能力にひたすら驚いた2時間半だった。

特に印象に残った選手の詳細を。

トップバッターは織田信成選手。小柄な身体はくるくると動き、笑顔が本当に魅力的でエンターティナーだった。

鈴木明子選手。この選手のスケートは迫力があった。柔らかい動きが本当に綺麗でバレエを見ているようだった。

村上佳菜子選手。真っ赤な衣装に妖艶な表情。後半にかけて曲のテンポが上がっていくにつれて会場の手拍子もヒートアップしていき、ぐいぐい引き込まれる演技だった。

町田樹選手。身体の芯が真っ直ぐで、姿勢がすごく良くて、手足はどこまでも伸びやかだった。荘厳な雰囲気の曲と白からブルーにかけてのグラデーションの衣装もとても美しかった。

アデリナ・ソトニコワ選手。黒い衣装で髪を振り乱してブラックスワンを踊る様子はもはやフィギュアというスポーツではなく舞台芸術のようだった。白鳥の湖では悪の象徴であるブラックスワン。その悪であることの虚しさや絶望感を全身から爆発させているような演技だった。見終わった後、思わず茫然自失。。すごいものを見てしまったという感じ。これぞ金メダリスト。

パトリック・チャン選手。身体の柔軟性がすごくて、動きが本当にしなやかだった。無駄な脂肪は一ミリもなく筋肉がぎゅっとつまった細い身体は芸術作品のようだった。

カロリーナ・コストナー選手。身長の高さが演技をダイナミックに見せていて、アベマリアの旋律に合わせ包み込まれるような演技だった。

そして羽生結弦選手。12頭身ぐらいなんじゃないかと思うほどのスタイルの良さ。手足は細く長く、1秒1秒の動きが美しかった。なんだか圧倒されてしまい、涙が出て仕方なかった。隣の人も泣いていた。美しいものを見ると人間って涙が出るんだなと思った。

そしてそして浅田真央選手!ベージュのキラキラした衣装に身を包んで、ポニーテールを弾ませながらするすると氷の上を滑る姿は本当に妖精のようだった。重力なんかこの世に存在しないかのようにふわっとジャンプし、くるくると回転し、高く足を上げる。関節などないようななめらかな手足の動き、そしてすごい運動量にもかかわらずずっと微笑んでいる表情!1秒たりとも見逃したくないとまばたきを忘れるほどだった。

あっという間の2時間半だった。本当にすごいものを見てしまったと思った。アルバイト5日分のチケット代を払っても、これからモヤシばっかり食べる節約生活になるとしても、見て良かった。こんなすごいものが見られる世界に生きていて、良かった。

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