2014年5月15日木曜日

使いたくてたまらない言葉たち

今、使いたくてしょうがない言葉がある。
「まるっと」と「十把一絡げ」だ。

意味は両方とも、「ひとまとめにすること」という似たようなものだと思うのだけど、発音したときの音が気持ちいい。特に、じっぱひとからげ。

「っ」と「パ」で弾けるような勢いがありながら、「ひとから」でリズミカルになって「げ」で強く締めるっていう流れがいい。

あと、「キッコーマン」とかも言いたくなる系の言葉だ。他にも「借地借家法(しゃくちしゃっかほう)」「部分分数分解(ぶぶんぶんすうぶんかい)」も、思わず声に出したくなる。

カ行と「っ」の組み合わせはからっと爽やかな感じがする。「カッコー」とか。「サ行」は言うまでもなく発音したときに口の中に風が吹くような爽やかさがあるし、それに「ゃ」が足されることで赤ちゃん言葉っぽくちょっとコミカルになる。バ行は連続するとリズム感が出て言いたくなる系の言葉になる。

人が本能的に口に出したくなる言葉、みたいなのを集めて分析して商品名を決めたら宣伝効果ばっちりじゃないか、と思っていたらそういう本があった。

怪獣の名前はなぜガギグゲゴなのか

音韻論というのを初めて知った。読んでみたい。

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