2014年5月3日土曜日

過去との対面

最近、昔の出来事をよく思い出す。それはもう堰を切ったように、溢れ出てくる。

前は、自分の幼少期のことは全然思い出せなかったのだ。「小さい時の思い出は?」と聞かれても言葉に詰まり、何も思い出せない私は頭が悪いんだろうか、とずっと思っていた。

だけど、特に最近、ブログを毎日書くようになってから昔の出来事を鮮明に思い出す。
当時の感情が生々しく甦る。そのことが何だかとても怖い。

記憶の中の幼い私は、何だか知らない子どものようだ。もし目が合ったりなんかしたら私は急いで目をそらすだろう。だけど、書いておかなきゃと思う。あの頃の感情を成仏させるように、小さい頭で思っていたことをきちんと形にしたい。

幼い私は、子どもらしい可愛げなんてちっとも持ってなかった。にこにこせず、いつもキッと大人を睨みつけていたと母から聞いたとき、思わず苦笑いした。

だけど、にこにこしないかわりに、あの時私がこっそり見ていたものを、その時蓄積していたものを、今少しずつ解放していきたいと思う。

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